診療科別で業務内容が大きく異なるので注意!

開設数が多いのは内科と整形外科

まず、開設数が多い診療科に就職する方が良いことは言うまでもありません。
なぜなら、開設数が多い診療科に就職すれば転職する際も選択肢が広がるからです。
内科に関しては、取り扱う症例が多くレセプトの経験を積みやすくなっています。
整形外科は高齢者を対象とすることが多いため高齢化の日本では将来性のある診療科であるといえます。
ただ、整形外科は事故や労災などがけがの治療費に絡んでくるため、複雑な会計業務をしなければなりません。
少し難易度が高いですが、その分豊富な経験をすることができます。
その一方、小児科は年配の従業員を採用する傾向があります。
子どもと接した経験を持った人が必要とされているためです。
どの診療科がどんな人材を必要としているのか把握し、自分に合った診療科に就職することが大切ですね。

医療事務初心者は単科の病院、診療所へ

病院や診療所には、一つの診療科しかない単科と複数の診療科を持つ複数科があります。
医療事務初心者は、どちらかといえば単科の医療機関に就職することが仕事がしやすいです。
診療内容が限られている分、業務内容を覚えやすいからです。
特に、単科の医療機関の中でも皮膚科は仕事がしやすいといわれています。
難しい会計業務がなく、手術やレントゲンといった大掛かりな検査を行うことが少ないためです。
このように、業務内容が比較的簡単な皮膚科のような診療科では医療事務初心者が仕事につきやすい反面、業務内容が複雑な整形外科のような診療科の方が豊富な経験を積むことができます。
はじめは覚えやすい診療科で働きながら、徐々に別の診療科に移ってみるのも一つの選択肢ではないでしょうか。


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